【パネルディスカッション】兵庫県北部エリアの実践者と考える地域創生(16:20〜17:20)

いよいよ「カケルDAY」の開催が近づいてきました!

兵庫五国の多彩な地域創生プレイヤーが集まるカケルDAY。そのステージ企画の終盤となる16:20からは、兵庫県北部の地域に根ざして活動する実践者の皆さんを迎え、パネルディスカッションを開催します。

企画タイトルは、

「兵庫県北部エリアの実践者と考える地域創生」

です。

兵庫県北部から丹波地域にかけては、豊かな海や山、温泉、食、文化など、それぞれの土地ならではの魅力が数多くあります。

一方で、人口減少や若い世代の流出、地域産業の担い手不足、空き家・空き施設の増加、移動手段の確保など、地域で暮らし続けていくために向き合わなければならない課題もあります。

こうした状況の中で、地域の未来をつくろうと動き続けている人たちは、どのような思いで活動を始め、地域の人たちと関係を築き、実践を積み重ねてきたのでしょうか。

今回のパネルディスカッションでは、豊岡市、香美町、丹波市など、それぞれ異なる地域で、観光、文化、地域資源の活用、IT、人材育成など多様な分野から地域に関わる4名の実践者が集まります。

登壇するのは、神山華さん、田口幹也さん、伊藤達巧さん、湯山加奈子さんです。

神山華さん (城崎温泉ユニバーサルツーリズムコーディネーター)

神山華さんは、豊岡市地域おこし協力隊として、城崎温泉を拠点にユニバーサルツーリズムの推進に取り組んでいます。

20歳のときに脳出血を発症し、その後も視床痛と向き合ってきた神山さん。登山やSUPとの出会いを通じて、自然の中で身体を動かすことが心身に与える力を実感したことから、障害の有無にかかわらず、誰もが旅やアウトドアに挑戦できる環境づくりを志すようになりました。

埼玉県・長瀞でSUPガイドとして活動した後、但馬地域でユニバーサルツーリズムに取り組む人たちとの出会いをきっかけに、豊岡市へ移住。

現在は、障害のある方の旅のプランづくりや、観光地のバリアフリー情報をまとめたマップの作成などを通じて、一人ひとりの状況に寄り添った城崎温泉の楽しみ方を提案しています。

外から地域に移り住んだからこそ見える魅力や課題、そして、ご自身の経験を地域の新しい価値へとつなげる神山さんの視点に注目です。

田口幹也さん (豊岡市観光政策課参与、豊岡演劇祭アドバイザー)

田口幹也さんは、豊岡市出身。民間企業での勤務や東京での事業立ち上げなどを経て、2011年の東日本大震災を機に豊岡市へUターンしました。

帰郷後は、豊岡市の魅力を地域外へ届けるコミュニケーションやブランディングに携わり、城崎温泉発の出版レーベル「本と温泉」や、城崎国際アートセンター、豊岡演劇祭など、文化・芸術と観光を組み合わせた地域づくりを支えてきました。

現在も豊岡市観光政策課参与、豊岡演劇祭アドバイザーとして、地域の内側と外側、行政と民間、文化と観光など、異なる立場や分野をつなぐ役割を担っています。

一度地域を離れ、外で培った経験を持ち帰った田口さんが、故郷の魅力をどのように捉え直し、地域の人たちと新しい動きを生み出してきたのか。

地域の魅力を単に発信するだけではなく、そこに新しい人や考え方が加わる仕組みをつくってきた実践から、地域創生に必要な「つなぐ力」を考えます。

伊藤達巧さん (一般社団法人HiCO-BAY 代表理事)

伊藤達巧さんは、香美町香住区で生まれ育ち、現在は一般社団法人HiCO-BAYの代表理事として活動しています。

幼い頃から香美町の海や川、山を遊び場として育ち、保育士・幼稚園教諭として子どもたちと関わってきた伊藤さん。

地域で暮らす人たちとのつながりを生かしながら、移住相談や空き家・空き地の活用、アウトドア体験、イベントづくりなど、多彩な活動を展開しています。

HiCO-BAYでは、地域に増えている空き地、空き家、無人駅、廃校などを、地域の衰退の象徴として捉えるのではなく、新しいことを始められる「余白」として捉え直してきました。

廃校となった香住第二中学校を舞台にした「スクランブル」では、地域内外の人たちがそれぞれの得意なことや好きなことを持ち寄り、楽しみながら施設を維持・活用する仕組みを実践しています。

地域の課題を深刻な問題として語るだけでなく、「ここで何ができたら楽しいだろう」と考え、実際にやってみる。

香美町で生まれ育ち、地域の日常や人間関係をよく知る伊藤さんだからこその、暮らしに根ざした地域創生のあり方をお話しいただきます。

湯山加奈子さん (合同会社ゴキゲンてくのろじ 代表社員、株式会社ご近所 取締役)

湯山加奈子さんは、静岡県御殿場市出身。沼津高専制御情報工学科を卒業後、30歳まで東京でシステムエンジニアとして勤務し、その後、丹波市へ移住しました。

現在は、合同会社ゴキゲンてくのろじ代表社員、株式会社ご近所取締役として、ITを活用した地域での仕事づくりや人材育成、情報発信などに幅広く取り組んでいます。

その代表的な活動の一つが、子育て中の女性たちがパソコンやWebのスキルを身につけ、それを地域での仕事につなげていく「ママパソ」です。

また、子ども向けのプログラミング体験を行う「PCN」や小中学生向けロボットコンテスト、公共職業訓練、「Code for Sasayama + Tamba」などにも携わり、世代を超えて地域とITをつなぐ活動を続けています。

都市部でシステムエンジニアとして培った専門性を、移住先である丹波の暮らしや地域の課題と掛け合わせ、新しい仕事や学びの機会を生み出してきた湯山さん。

「地域に仕事をつくる」「地域にいながら自分のスキルを生かす」という視点から、デジタル技術が地域で暮らし続けるための選択肢をどのように広げられるのか、その実践にも注目です。

地域に生まれ育ち、地域に残って活動する人。
一度外へ出て、経験やネットワークを持って戻ってきた人。
地域との出会いをきっかけに、外から移り住んできた人。

地域との関わり方も、活動を始めたきっかけも、それぞれ異なります。

しかし、立場の異なる人たちが出会い、地域にあるものを別の角度から見つめ直すことで、これまで気づかなかった価値や、新しい取り組みが生まれることがあります。

このパネルディスカッションでは、登壇者それぞれの経験を通じて、

「地域の内側から見える魅力と、外から見える魅力はどう違うのか」
「地域で新しい活動を始めるとき、どのように人との関係を築いていくのか」
「地域の課題を、誰もが参加できる前向きな取り組みに変えるには何が必要なのか」
「若い世代が、地域で暮らし、働き、挑戦したいと思える環境をどのようにつくるのか」

といった問いを掘り下げていきます。

ファシリテーター:秋田大介(株式会社イマゴト 代表取締役)

ファシリテーターを務めるのは、株式会社イマゴト代表取締役であり、株式会社神戸デザインセンター顧問である秋田大介さんです。

神戸市職員として約21年間、都市計画やまちづくり、環境・エネルギー、官民連携などに携わった後、株式会社イマゴトを設立。現在は社会課題解決コーディネーターとして、行政、企業、NPO、大学、地域の実践者など、多様な立場の人たちをつなぐプロジェクトづくりに取り組んでいます。

兵庫県北部の地域に足を運び、地域創生プレイヤーへの伴走支援にも携わってきた秋田さんの進行により、それぞれの実践の背景にある思いや、地域で活動を続ける中で見えてきた本音を引き出します。

「兵庫県北部では、どのような地域づくりが進められているのか知りたい」
「地域に残る、地域へ戻る、地域へ移り住むという選択について考えたい」
「地域資源や空き施設を生かした活動に関心がある」
「地域で新しいことを始める仲間やヒントを見つけたい」

そんな方に、ぜひご覧いただきたいパネルディスカッションです。

地域創生は、外から誰かが正解を持ってきて完成するものではありません。

その地域で暮らす人、地域へ戻ってきた人、新たに移り住んだ人、地域の外から関わる人が、それぞれの経験や得意なことを持ち寄り、小さな実践を積み重ねていくことから始まります。

兵庫県北部の現場で活動する実践者の言葉から、地域の未来をつくるために私たち一人ひとりができることを、一緒に考えてみませんか?

皆さまのご参加をお待ちしています!