【地域創生アイデア】広瀬 和磨(宍粟市地域おこし協力隊)

越境型企業研修でつなぐ地域の未来共創事業

広瀬 和磨(ひろせ かずま)

[所属]
宍粟市地域おこし協力隊

アイデアシート

ステップ1:現状と理想の「ギャップ」を明確にする

今ある姿(=現状)と目指す未来(=理想)を具体的にし、そのギャップを埋める「解決方法」を考えるために記入いただいた内容です。

【1】今ある姿 [現状: As Is]
今の解決したい「お困りごと」は何ですか?
「誰が」「どのように」困ってますか?
←−−−−−−−−−−−−→
【3】現状と理想の
ギャップを埋める解決方法
【1】【2】のギャップを埋める解決策は何ですか?「誰が」「何を」することで解決できますか?
【2】目指す未来 [理想: To Be]
現状に対して、あるべき未来・目指す姿(=理想)はどのような状態でしょうか?
「誰が」
・都市部企業
・宍粟市(地域住民・事業者・行政)

→宍粟市商工会(今後)
 現在関わりが少ない
「誰が」
私(宍粟トラベルデザイン)
企業の社員
地域住民・地域事業者(宍粟市)
都市部の企業においては、創造力・主体性・多様性への対応力を備えた人材が育ち、新規事業開発や社会的視点の強化につながる

宍粟市においては、企業人材との協働や外部との交流が行われ、課題解決が内発的に進み、地域の魅力が外へ発信される流れができる。

都市部企業と宍粟市の行政職員が協働・対話を行う機会を創出することで、行政職員側にも新たな気づきが生まれ、経営的視点や実践的課題解決力が養われるとともに、行政が民間との連携を前提とした柔軟な組織運営(=共創ガバナンス)へと進化する契機となる。

このような企業・行政・地域住民が対等な立場で共に考え、共に行動する関係性は、今後の地方自治の先進モデルとしても期待される。

将来的には、この越境研修を経た人々が再訪・移住・副業等で地域との関係を深め、「学びをきっかけとした地域との共生モデル」が実現する。
「どのように」
都市部の企業では、社員の視野が内向きで、創造力・主体性・多様性への対応力に乏しいという課題を抱えている。

一方、宍粟市では、外部からの視点や知見を取り入れる機会が限られており、人口減少や空き家活用など持続可能な担い手や新たな発想が不足している。
また、地域行政においても、日々の業務に追われる中で職員一人ひとりの自主性や経営的視点の育成が十分とは言えず、横断的・創造的な地域課題へのアプローチが難しいという課題を抱えている。

そのため、地域課題の解決が十分とは言えず
空き家問題、過疎化といった問題に有効な対策を打てていない。
「何を」
地域資源と都市企業をつなぐ越境型企業研修プログラムを企画・運営し、企業人材と行政職員が共に参加する学びの場を提供しています。両者は地域住民と共にフィールドワークや対話を通じて、宍粟市のリアルな地域課題に向き合います。企業社員は、地域との関わりの中で社会課題を自分ごととして捉え直し、視野と創造力を広げます。行政職員も企業の思考や外部視点に触れることで、受け身的な姿勢から脱却し、経営的視点や柔軟な行政運営への意識を高めていきます。地域住民にとっては、両者との協働を通じて自地域の魅力を再認識し、交流人口の拡大や域内消費の増加が地域経済の活性化と魅力発信の後押しとなります。このように三者が同じ場で学び合うことにより、人材育成・地域活性・行政変革が連鎖的に生まれる、持続可能な循環モデルが構築されていきます。

ステップ2:現状と理想の「ギャップ」の解決策を具体化する

現状と目指す未来のギャップを埋めるための具体的なアイデアとして、要素別に構造的に洗い出していただいた内容です。

【4】資金源
解決策を裏付ける資金は「誰が」拠出しますか?「なぜ」そのお金を出してくれるのですか?
【5】技術・ノウハウ
解決策を裏付ける技術・ノウハウは何ですか?
「どうやって」それが可能となりますか?
また、その解決策が「他(他社・他の方法)よりも優れている点」は何ですか?
【6】人材
解決策を実行する人的リソース
「人材」はどのように考えていますか?
「誰が」
運営は「宍粟トラベルデザイン」
主な資金拠出者(参加費)は参加企業です
「どうやって」
・体験型避難シミュレーションゲームブースをあちこちでやる
人材派遣会社
・やり方さえ判れば誰でもできます
・地域の雇用を産み出します
「なぜ」
企業にとっては、人材育成(視野拡張、課題解決力、共創力向上)を目的とした研修として明確な投資効果が見込まれるからです。特にSDGs・地方創生・DEIなどを人材戦略に取り入れている企業にとって、地域実践型の越境学習は魅力的なコンテンツです。

実際に一度コーディネーターで参加した際は、かなりの応募があった。
「他よりも優れている点」
訓練は5分でできる
・楽しい
・学べる
・1日で1000人以上でも体験可能

・災害の疑似体験
・運営が簡便
・企業が宣伝としてもできる
・行政職員がいなくくても大丈夫

・土木学会などので訓練の効果は論文として示されているので、議会などにも説明もできる

ステップ3:「自分事」として取り組む理由の再確認

企画力や事業性は後で育てられますが、「なぜその人がやるのか」という納得感と熱量だけは他人が作れません。自分自身に向き合って、正直に、誠実に、ご記入いただいた内容です。

【7】あなたがこのアイデアを考えるようになったきっかけや原体験は?
※実際に目にしたこと、悩んだこと、憤ったこと、心が動いた出来事など
私は阪神淡路大震災で家屋の下敷きになった

徳島県で防災意識啓発事業を行った際の経験
【8】今の地域や社会について、
「このままではいけない」と感じていることは?
※その中でも、特に「どうにかしたい!」と思っていることを教えてください
・防災にもマーケティングの思考をいれる
・防災を「やるべき」という受動的な文化から、「やりたい!」とみんなが思う能動的な文化に変えていきたい。
【9】このアイデアが実現したら、誰が喜ぶと思いますか?
※想像できる具体的な誰かがいれば、その人について教えてください
みんな!
【10】どうしてあなたが、
今このアイデアをやるのですか?

※他の人でもなく、“自分”がやる理由があれば教えてください
阪神・淡路大震災の被災者として、防災の研究者として、やりたいから!
災害現場で多くの「死」を目の当たりにしてきて、いい加減「助かる」空手形を打ち続ける防災訓練に限界を感じています。

ステップ4:アイデアを事業にするための「名付け」

ご自身のアイデアを他の人に伝えるためには簡潔にまとめる必要があります。
ステップ1〜3の作業を踏まえ、改めてこのアイデアを事業として説明するための「名前」を付けてみましょう。

【11】簡潔に事業内容が伝わる呼称
 =「事業タイトル」を書いてください。

※30字程度
楽しい!お手軽!でも役立つ
体験型避難シミュレーションゲーム
【12】事業アイデアについての簡潔な説明文
 を書いてください。
(初めての人に対して 一息で説明可能な文=エレベーターピッチを目指してください)
※100〜150字程度
5分で楽しく気軽にできる防災訓練を普及させたい!
だって、楽しくないと、防災なんて広がらないし・・・
ちなみに、パッケージ化できるんので、誰でもすぐできま
す!