楽しい!お手軽!でも役立つ体験型避難シミュレーションゲーム

末澤 弘太(すえざわ こうた)
[所属]
株式会社マインズ
[連絡先]
https://www.facebook.com/kota.suezawa
アイデアシート
- ステップ1:現状と理想の「ギャップ」を明確にする
- ステップ2:現状と理想の「ギャップ」の解決策を具体化する
- ステップ3:「自分事」として取り組む理由の再確認
- ステップ4:アイデアを事業にするための「名付け」
ステップ1:現状と理想の「ギャップ」を明確にする
今ある姿(=現状)と目指す未来(=理想)を具体的にし、そのギャップを埋める「解決方法」を考えるために記入いただいた内容です。
【1】今ある姿 [現状: As Is] 今の解決したい「お困りごと」は何ですか? 「誰が」「どのように」困ってますか? | ←−−−−−−−−−−−−→ 【3】現状と理想の ギャップを埋める解決方法 【1】【2】のギャップを埋める解決策は何ですか?「誰が」「何を」することで解決できますか? | 【2】目指す未来 [理想: To Be] 現状に対して、あるべき未来・目指す姿(=理想)はどのような状態でしょうか? |
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「誰が」 ・全国民(特に、防災意識の無い人※いわゆる一般の方々) ・防災は重要だが、同時に面倒と思っている人々 ・訓練では、みんな助かるのが実際災害は助からない。 | 「誰が」 ・防災でメリットのある民間企業 ・防災庁や市など行政 | 街のショッピングセンターやゲームセンターなどで、日常的に遊び感覚で、手軽に短時間でできる防災訓練の実施 ・その訓練ブースは、企業が運営し、様々な企業が自社商品の紹介やサンプリングの場として使う ・企業のCSR活動の一貫にする ・行政としても、一過性の防災訓練ではなく、地域で継続的にできる防災訓練ブースで防災意識の向上を図れる ・行政としては、委託事業や補助事業にすることで、職員の手間がかからない ・防災庁の予算も入れたい |
「どのように」 ・防災意識が上がらないので、災害時の被災者が増える ・災害時正しい判断ができないと死ぬ場合も ・地域だけの防災は限界(訓練することが目的になっている) ・防災ってなんか、町内会とか消防団とか、意識高い系の人が説教っぽくやるので嫌 ・ボランティアベースで動くことは継続性で課題 | 「何を」 ・5分で簡単にできる避難訓練を考案 ・手軽にできる避難シミュレーションゲームを、ショッピングセンターなどで随時実施 |
ステップ2:現状と理想の「ギャップ」の解決策を具体化する
現状と目指す未来のギャップを埋めるための具体的なアイデアとして、要素別に構造的に洗い出していただいた内容です。
【4】資金源 解決策を裏付ける資金は「誰が」拠出しますか?「なぜ」そのお金を出してくれるのですか? | 【5】技術・ノウハウ 解決策を裏付ける技術・ノウハウは何ですか? 「どうやって」それが可能となりますか? また、その解決策が「他(他社・他の方法)よりも優れている点」は何ですか? | 【6】人材 解決策を実行する人的リソース 「人材」はどのように考えていますか? |
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「誰が」 ・防災関係でメリットのある企業 ・防災庁や市など行政 | 「どうやって」 ・体験型避難シミュレーションゲームブースをあちこちでやる | 人材派遣会社 ・やり方さえ判れば誰でもできます ・地域の雇用を産み出します |
「なぜ」 企業 ・CSR活動 ・ブランディング ・防災関連商品販売 ・通常商品もあり(おむつとか、飲料とか、ポータブル電源とか) 行政 ・防災意識啓発 ・災害死者を減らすソフト活動(ハード整備より安価) ・100%外注なんで職員の手間がかからない | 「他よりも優れている点」 ・訓練は5分でできる ・楽しい ・学べる ・1日で1000人以上でも体験可能 ・災害の疑似体験 ・運営が簡便 ・企業が宣伝としてもできる ・行政職員がいなくくても大丈夫 ・土木学会などので訓練の効果は論文として示されているので、議会などにも説明もできる |
ステップ3:「自分事」として取り組む理由の再確認
企画力や事業性は後で育てられますが、「なぜその人がやるのか」という納得感と熱量だけは他人が作れません。自分自身に向き合って、正直に、誠実に、ご記入いただいた内容です。
【7】あなたがこのアイデアを考えるようになったきっかけや原体験は? ※実際に目にしたこと、悩んだこと、憤ったこと、心が動いた出来事など | 私は阪神淡路大震災で家屋の下敷きになった 徳島県で防災意識啓発事業を行った際の経験 |
【8】今の地域や社会について、 「このままではいけない」と感じていることは? ※その中でも、特に「どうにかしたい!」と思っていることを教えてください | ・防災にもマーケティングの思考をいれる ・防災を「やるべき」という受動的な文化から、「やりたい!」とみんなが思う能動的な文化に変えていきたい。 |
【9】このアイデアが実現したら、誰が喜ぶと思いますか? ※想像できる具体的な誰かがいれば、その人について教えてください | みんな! |
【10】どうしてあなたが、 今このアイデアをやるのですか? ※他の人でもなく、“自分”がやる理由があれば教えてください | 阪神・淡路大震災の被災者として、防災の研究者として、やりたいから! 災害現場で多くの「死」を目の当たりにしてきて、いい加減「助かる」空手形を打ち続ける防災訓練に限界を感じています。 |
ステップ4:アイデアを事業にするための「名付け」
ご自身のアイデアを他の人に伝えるためには簡潔にまとめる必要があります。
ステップ1〜3の作業を踏まえ、改めてこのアイデアを事業として説明するための「名前」を付けてみましょう。
【11】簡潔に事業内容が伝わる呼称 =「事業タイトル」を書いてください。 ※30字程度 | 楽しい!お手軽!でも役立つ 体験型避難シミュレーションゲーム |
【12】事業アイデアについての簡潔な説明文 を書いてください。 (初めての人に対して 一息で説明可能な文=エレベーターピッチを目指してください) ※100〜150字程度 | 5分で楽しく気軽にできる防災訓練を普及させたい! だって、楽しくないと、防災なんて広がらないし・・・ ちなみに、パッケージ化できるんので、誰でもすぐできます! |