【地域創生アイデア】内橋伸介(播州ゲートウェイ)

人が人と人をつなぎ伝え続ける
「ひょうごゲートウェイ」プロジェクト

アイデアシート

ステップ1:現状と理想の「ギャップ」を明確にする

今ある姿(=現状)と目指す未来(=理想)を具体的にし、そのギャップを埋める「解決方法」を考えるために記入いただいた内容です。

【1】今ある姿 [現状: As Is]
今の解決したい「お困りごと」は何ですか?
「誰が」「どのように」困ってますか?
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【3】現状と理想の
ギャップを埋める解決方法
【1】【2】のギャップを埋める解決策は何ですか?「誰が」「何を」することで解決できますか?
【2】目指す未来 [理想: To Be]
現状に対して、あるべき未来・目指す姿(=理想)はどのような状態でしょうか?
「誰が」(ペルソナ)
①BtoB(研修型)の場合:都市部の社会人(学びには前向きだが分断の危うさに気付いていないor多忙で振り向けない社会人)
②BtoC(リトリート/リスキリング型)の場合:自分事に引き寄せやすいレベルでリトリート/リスキリングしたい人
「誰が」
・地域をよく知り愛し活動しているキープレイヤー、地域の拠点運営者、地域限定旅行業者など
・私と同じ課題感で動いている人
・(nice tohave)街も田舎も知っている、経験している人
社会・生活・価値観の極端な分断※を緩和する。
両極を知り往復できる人、中庸を考えられる人、バランス(全体最適)をとれる人、コーディネイトできる人が増え、社会に関わることで温かい社会にする。


都市(ビル)と地方(自然・土)、使い手と作り手、消費と生産、資本主義とシェアリズム、サイエンスとアート、デジタルとアナログ、仮想世界と現実世界(マイ〇ラの様にはいかないよ)、仕事と生活など
「どのように」
【①都市部の社会人が上記に気付いていない(困っていない)ことが危険であり社会の抱える困りごと】
・極端に分断された社会・生活・価値観
・人間力の低下と専門力への偏重(人間にしかできないことをやる能力の低下)
・リベラルアーツの素養が足りない→素養を身に付ける機会が限定的

【②“意識高い系”ではなく生活感のある旅や学びの機会をコーディネートしてくれる受け皿がない】(困っているかどうかは別。Pain解消よりGain増やす方向)
・資本主義社会で心を病む人の増加
・大人になると学ばない・学べない日本人
・学び・興味の入口から出口までデジタルで完結(になってしまう生活)
「何を」
地域(兵庫県)は山と二つの海と島があり、リベラルアーツの宝庫であり、地域をリベラルアーツを学ぶ舞台、生きた教材にできる
・現地での人との交流とフィールドワークで学び、きっかけを得てもらう(“リトリート/癒し”に置き換えても同様)
・局地的に完結するのではなく、五国のメンバーが人を紹介してつないでいくことで、来訪者が各地を巡るモチベーションを生み、広く多様な相互作用を生む
・そのために、上記「誰が」のメンバーで「ひょうごゲートウェイ(仮称)」を組成する

ステップ2:現状と理想の「ギャップ」の解決策を具体化する

現状と目指す未来のギャップを埋めるための具体的なアイデアとして、要素別に構造的に洗い出していただいた内容です。

【4】資金源
解決策を裏付ける資金は「誰が」拠出しますか?「なぜ」そのお金を出してくれるのですか?
【5】技術・ノウハウ
解決策を裏付ける技術・ノウハウは何ですか?
「どうやって」それが可能となりますか?
また、その解決策が「他(他社・他の方法)よりも優れている点」は何ですか?
【6】人材
解決策を実行する人的リソース
「人材」はどのように考えていますか?
「誰が」
①民間団体/企業、②個人、③旅行会社、が直接の資金源であり受益者
集客と送客の仕組みを作ってしまえば、あとは各地域のプレーヤーで自走できる(その体制を作る)
・集客と送客の仕組みとしてコレクティブなチーム「ひょうごゲートウェイ(仮称)」を組成し、アプリもプラットフォームとして活用する
「どうやって」
各地ですでにツアーやイベントを主催しているキープレイヤーの技術・ノウハウをそのまま生かせる
・ひょうご地域創生コラボレーションプロジェクトには私と同様の課題感を持ったプレイヤーが多く集まっており、有志が集えば実現できるはず
①:各地でツアーやイベントを主催しているキープレイヤー(ひょうご地域創生コラボレーションのメンバー)有志で連携する
②:①とつながっている各地で事業を担っているプレイヤー
③:適したアプリのプラットフォーマー
「なぜ」
①営利企業でもサステナビリティやウェルビーイングへの取り組みが当たり前になってきている
・②分断の危うさに気付き動き始めている人達がいる。都会に疲れている人達がいる
・③成功事例ができたら旅行会社から受注できるかもしれない(期待)
「他よりも優れている点」
都市部からアクセスの悪い地域にも自然な形で送客できる(人の魅力でつなぐことができる
・各スポットで、その地域をよく知り愛するキープレイヤーが来訪者を深くコーディネートすることで、コモン化した旅行商品における添乗員やガイドによるツアーではできない深みを出せる=自分事化させる

ステップ3:「自分事」として取り組む理由の再確認

企画力や事業性は後で育てられますが、「なぜその人がやるのか」という納得感と熱量だけは他人が作れません。自分自身に向き合って、正直に、誠実に、ご記入いただいた内容です。

【7】あなたがこのアイデアを考えるようになったきっかけや原体験は?
※実際に目にしたこと、悩んだこと、憤ったこと、心が動いた出来事など
都市部の企業で働き生活する中で、故郷とつながる道を見つけ加西市で活動を始めると、分断(特に私の原体験としては理系の専門性と哲学の分断)を感じるようになった。田舎は何もないと言う人が多く、都市部だけで社会が成り立つと勘違いしてしまうのではないかと…。都会で育つ我が子を見て不安になった。
【8】今の地域や社会について、
「このままではいけない」と感じていることは?
※その中でも、特に「どうにかしたい!」と思っていることを教えてください
この先も資本主義だけで明るい未来が築けると持っている人達、社会の幻想を何とかしたい。社会が消費に偏っていることに気付き少しでも行動(地方を知り関る=関係人口化)に移してほしい。(そのためのマインドセットがリベラルアーツ(自分のコンフォートゾーン以外にも興味を持ち、踏み出していく)であると考えている)
【9】このアイデアが実現したら、誰が喜ぶと思いますか?
※想像できる具体的な誰かがいれば、その人について教えてください
・同じ課題を解決したいと思っている人
・地域のツアー、イベントに関わりがんばっている人(素晴らしい取り組みなのに集客できていない人)
・旅で学びたい、自身を変容させたいと思っている人
・人材を変容させ、サステナブル、ウェルビーイングな組織を作りたいと考えている組織
【10】どうしてあなたが、
今このアイデアをやるのですか?

※他の人でもなく、“自分”がやる理由があれば教えてください
私は加西という局地的な視点と外(京都)から俯瞰できる視点を持ち合わせているつもり。地域の人達は「地域第一(愛)」が強くそれも非常に大事だが、社会・広域へ目を向け全体最適でコーディネートするのは自分のような人間の役割。

ステップ4:アイデアを事業にするための「名付け」

ご自身のアイデアを他の人に伝えるためには簡潔にまとめる必要があります。
ステップ1〜3の作業を踏まえ、改めてこのアイデアを事業として説明するための「名前」を付けてみましょう。

【11】簡潔に事業内容が伝わる呼称
 =「事業タイトル」を書いてください。

※30字程度
人が人と人をつなぎ伝え続ける
「ひょうごゲートウェイ」プロジェクト
【12】事業アイデアについての簡潔な説明文
 を書いてください。
(初めての人に対して 一息で説明可能な文=エレベーターピッチを目指してください)
※100〜150字程度
・私は都市部と地方が共存し続ける社会づくりに貢献したい
・そのために都市部と地方の分断を解消したい
都市部の人が地方の「魅力」と「課題」を実感し、自分事化する機会を提供することが有効な手段となる
・兵庫県にはそれができる地域資源と人が揃っている
・このプロジェクトを好機に兵庫五国のメンバー有志で連携し、人が人と人をつなぐ体制を構築する