【地域創生アイデア】池田 勇樹(いなかラボ)

バターナッツかぼちゃから学ぶ
地域の人達が主役の地方創生

アイデアシート

ステップ1:現状と理想の「ギャップ」を明確にする

今ある姿(=現状)と目指す未来(=理想)を具体的にし、そのギャップを埋める「解決方法」を考えるために記入いただいた内容です。

【1】今ある姿 [現状: As Is]
今の解決したい「お困りごと」は何ですか?
「誰が」「どのように」困ってますか?
←−−−−−−−−−−−−→
【3】現状と理想の
ギャップを埋める解決方法
【1】【2】のギャップを埋める解決策は何ですか?「誰が」「何を」することで解決できますか?
【2】目指す未来 [理想: To Be]
現状に対して、あるべき未来・目指す姿(=理想)はどのような状態でしょうか?
「誰が」(ペルソナ)
地域の人たち
「バタかぼ大作戦」は、キャラクター・物語・体験型イベントを使って、“参加のきっかけ”を地域の人に届けます。外部からの強制ではなく、「自分たちでやってみたい」と感じられる小さな楽しい仕掛けが、地域住民の主体性をゆっくり育てていきます。

それぞれの「できること」で参加することが、地域の魅力の活性化・発信につながります。誰もが主役になれるしくみで、地域の誇りとつながりを育む解決策です。
地域の人たちが主体となった、地方創生活動が活発な世界。バターナッツかぼちゃをきっかけに、農業・教育・観光・など、それぞれが小さな主体性を持ってつながっていく。地域独自の事業と掛け合わせ、やがてそれが地域全体の活力になる。
「どのように」
振り回され疲弊している

多くの地方創生プロジェクトは、行政や外部人材が主導する“関係人口創出型”です。しかし、現場で暮らす地域住民は置き去りにされがちで、関わる動機や方法がないままです。

ステップ2:現状と理想の「ギャップ」の解決策を具体化する

現状と目指す未来のギャップを埋めるための具体的なアイデアとして、要素別に構造的に洗い出していただいた内容です。

【4】資金源
解決策を裏付ける資金は「誰が」拠出しますか?「なぜ」そのお金を出してくれるのですか?
【5】技術・ノウハウ
解決策を裏付ける技術・ノウハウは何ですか?
「どうやって」それが可能となりますか?
また、その解決策が「他(他社・他の方法)よりも優れている点」は何ですか?
【6】人材
解決策を実行する人的リソース
「人材」はどのように考えていますか?
基本的な考えは以下の通りです
解決策を実行するための資金は、地域の農家・企業・自治体・共感する個人など、多様なプレイヤーからの拠出を想定しています。
なぜなら、「地域活性」「農産物の販路拡大」「教育・探究活動」など、それぞれの立場でのメリットが明確だからです。
この活動が一部の人だけでなく、「みんなのプロジェクト」であることが、資金調達の説得力になります。
ただし、この点における資金拠出は各プレイヤーが自分自身のために拠出し、リターンも自分に戻る想定です
すでに活動中の地域ネットワーク(いなかラボ)が存在
→ 実験的に始められる土台がある
農家や飲食店、地域住民がすでに関心・協力的
→ 物語に共感してくれる仲間がいる
低予算で始められるスモールスタート(手作り商品・試食会など)
→ リスクを抑えて試行錯誤が可能
SNSとAIを活用した低コスト・高効果のPR設計が可能
→ 広報戦略にも強みあり
このプロジェクトの強みは、「非中央集権で運営することで、農業、食、教育、デザイン、SNS──地域の持つ小さな力を束ねることで、他にはない“共感型商品”を生み出すことができます。
【プロジェクトリーダー
全体の理念・方向性を語り、巻き込み続ける情熱と柔軟性を持つ人
【バタかぼアンバサダー
畑やプランターでバターナッツかぼちゃを育てながら啓蒙活動する人
バタカボメイト
育ててはいないが、販促ツール制作や宣伝、商品化、コラボなど様々な形で応援してくれる人

※老若男女参加型のプロジェクトです、参加したいと思った人は全て大切な人材です
個人的な目標
【バタかぼチップス】
地域の魅力や地域の人たちのに光を当てるプロジェクトという特徴を活かし、食材の供給からレシピ開発、パッケージデザイン、販売促進まで、地域の多様な人々と一緒に創り上げる商品にすることで、貴社のお菓子づくりに、“共感型ブランド”としての価値を付加できます。SNSやイベントとの連動で話題性も高く、地域貢献×商品開発という文脈での広報効果も期待できます
→バタカボチップス製造企業

「他よりも優れている点」
既に実現していて実績のあるもの
・キャラクター「バタかぼにゃん」
→商用利用可、二次創作可のキャラクター
(メインビジュアルやLINEスタンプ制作済み)
・インディーズ漫画制作
・販促用のポップ(フリースクールの子供達と制作)
・宣伝用のCMコンテストの開催(フリースクール)
・バタかぼアンバサダー(全国17都道府県、37名)

ステップ3:「自分事」として取り組む理由の再確認

企画力や事業性は後で育てられますが、「なぜその人がやるのか」という納得感と熱量だけは他人が作れません。自分自身に向き合って、正直に、誠実に、ご記入いただいた内容です。

【7】あなたがこのアイデアを考えるようになったきっかけや原体験は?
※実際に目にしたこと、悩んだこと、憤ったこと、心が動いた出来事など
地域おこしのボランティアをして8年。外から活動する人と、地域の人との温度差をずっと見てきました。4年前に、三田市の大原という地区に特化したボランティア団体を立ち上げ、ひたすら地域密着でやってきました、そして少し地域の人達との壁が取れ始めた実感があります。地方創生は地域の人たちが主体的であるべきです。
【8】今の地域や社会について、
「このままではいけない」と感じていることは?
※その中でも、特に「どうにかしたい!」と思っていることを教えてください
地方創生の名の下に、よそ者が「やってあげる」構図が増えている。地域が変わるには、“地域の人が変わる”ことが必要なのに、そこが置き去りにされている現実。形だけの地方創生が繰り返され、いずれ誰も信じなくなる。地域の人達が主体的であるべきです。
【9】このアイデアが実現したら、誰が喜ぶと思いますか?
※想像できる具体的な誰かがいれば、その人について教えてください
関わるひと、全て。「みんなの推し野菜」として関わる全ての人が自分ごととして取り組むことができる。例えば、地元で家庭菜園を楽しむ高齢者:「このかぼちゃが、子どもたちに喜ばれるなんて…」子育て世代の親:「野菜作りをきっかけに子どもが夢中になるイベントがあるなんて」元気がなかった地域の人たち:「自分にもできることがある」と気づけるきっかけになる。他にも可能性は無限大。
【10】どうしてあなたが、
今このアイデアをやるのですか?

※他の人でもなく、“自分”がやる理由があれば教えてください
このプロジェクトには、行動のきっかけを作る人が必要です。バターナッツかぼちゃという変な見た目のかぼちゃを日本全国「みんなの推し野菜にするぞ」という恥ずかしいセリフを堂々と言えるのは僕しかいません。また、地域おこしボランティアを8年行っている実績が、言葉の重みに繋がります。

ステップ4:アイデアを事業にするための「名付け」

ご自身のアイデアを他の人に伝えるためには簡潔にまとめる必要があります。
ステップ1〜3の作業を踏まえ、改めてこのアイデアを事業として説明するための「名前」を付けてみましょう。

【11】簡潔に事業内容が伝わる呼称
 =「事業タイトル」を書いてください。

※30字程度
バターナッツかぼちゃから学ぶ地域の人達が主役の地方創生
【12】事業アイデアについての簡潔な説明文
 を書いてください。
(初めての人に対して 一息で説明可能な文=エレベーターピッチを目指してください)
※100〜150字程度
「バタかぼ大作戦」は、地域の人が主役になる“きっかけ”をつくる地方創生プロジェクトです。バターナッツかぼちゃを軸に、農業・教育・商品開発などへと展開。地域の人たちが主体的に動き出す仕組みづくりを目指します。